逆じゃないのに「逆に」っていってしまうのは、逆におかしいと思います

「オニ」…すごく、とても
「逆に~」…逆じゃなくても強調する際に使用。(例)「逆に楽しいんじゃね?」
「とりま」…とりあえずまあの略
「普通に~」…わざわざ付ける必要がなくても使う(例)「普通に美味しいね」
「神」…褒めたたえるときに使われる
「きゃわたん」…かわいいの意
「おこ」…怒るの意 「ゆーて」…「そうは言っても」を砕けた感じに
「ワンチャン」…ワンチャンスの略
「つらたん」…つらいの意
「ディスる」…軽蔑し、攻撃すること

 上記のような言葉は俗にゆとり用語と呼ばれ、無自覚に使うと、周囲(とくに年配者)をイラつかせることがあるようです。

 年配者も自分たちの若い頃は怖いもの知らずに流行語をわめき散らかしてたんだから、そんなに目くじら立てなくてもと思うんですが…。
 でもビジネスシーンで使われるとたしかにいやですね。

 上記の言葉のうちで、「普通に」は年配者も日常的に使ってるんじゃないでしょうか。
 テレビのバラエティでも、40代以上のタレントが「普通においしい」や「普通にかわいい」などと口にするのをよくみかけます。
 平均点よりはやや上といったニュアンスなんでしょう。10点満点中7点ほどといったあたり?

「神」という言葉は、たしかに神様を軽々しく持ち出すなよ、って気持ちになりますね。
 ありふれた楽曲なのに「神曲~ッ!」などと持ち上げてる手合いを見るとちょっといたたまれなくなります。
 でも、それは「時代のアンセム」などという大仰な言葉を、軽々しくコラム文に紛れ込ませてくる音楽評論家などもほとんど同罪ですよね。

「逆に~」をよく口にするアナウンサーといえば、宮根誠司ではないでしょうか。
 おそらく日本でいちばん「逆に」をいうアナウンサーです。もはや口癖といっても過言ではないほどです。
 私は宮根誠司の番組をほとんどみないのですが、それでもなにかの拍子に彼の出演番組にチャンネルを合わせてしまうことがあります。すると、ほとんど毎回彼は「逆にいうたら」といっています(もちろん逆じゃないパターンのやつです)。そのシーンに出くわすたびに私は、「それ、全然逆じゃないだろ!」ってテレビにツッコミを入れています。
 幸か不幸か、そのツッコミはディスプレーをとおして彼に届いてはいないようです。
 そうそう、彼は「普通に」をよく口にするアナウンサーでもありますね。

 ゆとり用語じゃなくても、正しい言葉の伝道者たるべきアナウンサーが間違った言葉を使うのは恥ずかしいですよね。
「半端じゃない」というべきところを「ハンパない」という悪ガキ語を使うアナウンサーがたまにいます。これ、すごく気になります。芸人が使うぶんには許容範囲なんですが。

 アナウンサー出身の大物司会者が、雨が降っている街の風景をさして「雨模様」と繰り返すのはいかがなものか。
雨景色あまげしき」という正しい日本語を使用してください。
 最近はその大物司会者に感化されたのか、「雨模様」を誤用してる天気予報士をちょいちょい見かけます。
 雨模様は雨が降りそうな状況をさした言葉で、雨はまだ降っておりません。

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